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2014年06月19日
生産者としての食への意識
本日定休日ですが、カナンファームのアグーを試食するために、お客様が来てくれるので、久しぶりに、なんちゃって!おフレンチ料理を仕込んでいます!
どうです!このシズル感?
アグーの低温ローストのつもりですが、こりゃあ、コンフィだろ!とか言わないで下さい。
最近、6次産業化とか、農園レストランを考えていく中で、生産農家自身の食に対するこだわりについてかなり考えさせられます。
農家とか漁師を訪ねたら、ほら、これ食ってみろ!うめぇーだろ?って言われ、期待外れだったという事が多いのです。
農林水産品は、あくまでも、商品として評価する受け手の感じ方次第。
生産者の想いや価値観はほとんど考慮されない世界。
こっちは、生産のプロを自負していても、対する相手は素直に美味しいかどうか判断する消費者を相手とするプロの料理人だったり流通業者だったり。
だから、発信する側の私達は、特に、あちこち回って、食べ歩き、話を聞いて、自分を磨かなければいけない。生産者だからって、自分の生産物の良し悪しを熟知している訳じゃないから。
最近、友人達や師匠さまから様々な気づきを与えられ、単純な農作業に従事する農家からの脱皮を迫られています。
そのためにも、まず自分の舌と価値観を磨く。焼いて食べた方が美味しいのに、生で食え!みたいな事にならないように、自信に満ちた謙虚さって大事だなぁと考えるようになりました。
みなさま、これからもよろしくね〔❤️〕
Posted by KEIJI at 12:42